名古屋の心霊スポットといえば、名古屋市の北東部に位置する東谷山。
東谷山は名古屋で一番高い山として知られ、春にはしだれ桜で有名な東谷山フルーツパーク、秋にはブドウ狩りでにぎわうブドウ園もあります。
東谷山周辺、山麓には計60基以上の古代古墳が存在したといわれ、頂上にも『尾張戸(おわりべ)神社古墳』があり、長さ3mの大きな石のテーブルが目につきます。
(ストーンテーブル、天井石と呼ばれています。)
夜景の楽しめるデートスポットとしてカップルにも人気のある場所のようですが、山頂、もしくは山頂へ続く山道はなかなか不気味な雰囲気が漂い、色々と人々のうわさが絶えなかったようです。
2003年には地元の名古屋テレビが作成した心霊ホラードラマ「ダムド・ファイル」第11話のロケ地にもなりました。
実際、私も東谷山で不可解な出来事に遭ったことがあります。
私は小学校時代の3年間、東谷山のふもとの住宅地に住んでいたのですが、よく東谷山で遊んでいました。
ある日、小学校の友達と一緒に宿題の自由研究のため、山頂の古墳の取材に行くことにしました。
その古墳とは前述の『尾張戸(おわりべ)神社古墳』です。
尾張部神社という小さな神社が、古墳からちょっと行ったところにあるのでそう呼ばれているのですが、私たちは古墳より先に神社にたどり着きました。
そこから山道を伝って古墳へと行くわけですが、古墳へ向かう先に、全身白いワンピースのようなものを着た女性が前を歩いていました。
私と友人は別に違和感も無しに、ただ、
『ああ、一人で散歩しているんだな。』
くらいにしか思いませんでした。
ただ奇妙なことに、その女性は老人のようによろよろ歩いているように見えるのに、早歩きで歩いている私たちとの幅が一向に縮まりません。
『なんだかおかしい』
と思い始めたころ、その女性が山道をそれて左側の木の茂みに入っていき、消えたように見えました。
『あんなに目立つ白い服を着ているのに、茂みに隠れたといえど急に見えなくなるのはありえない』
と不信に思った私たちはすぐに走って女性が消えた木の茂みにたどり着きました。
そこには獣道のように細い道があるだけで、女性の姿はありませんでした。
その道を数メートルたどっていくと、なにやら墓石ような碑があり、さらに先を行くと高い崖になってました。
私たちは不注意にしていたら落ちていたかもしれません。
少しぞっとしながらも古墳のスケッチを取り無事研究を終わらせました。
その場では怖さは感じなかったのですが、下山して、自宅に行くまでの間にだんだん起こったことの実感が湧いてきて、その夜熱を出したことを覚えています。
しばらく夢にその女性が出てきて怖かったです。
そんなことがあっても、子どもとはしぶといもので、数回怖いもの見たさにあの古墳付近を探索したのですが、あの女性は姿を現しませんでした。
毎年夏になると、地元のテレビ局で名古屋の心霊スポット特集をするたびに東谷山が出てくるのを見て、妙に納得していたものです。
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