本当に怖かった心霊スポット体験談 〜信じる信じないはあなた次第〜

ネットで見つけた心霊スポットの体験談を紹介していきます!

宮城県, 東北地方

八木山橋 その2

宮城県の心霊スポット「八木山橋」にまつわる怖い話

宮城県の心霊スポット「八木山橋」にまつわる怖い話

それは雨の日だった。
Aさんは傘を忘れたので、濡れながら自転車で帰っていた。

いつもは車だが車検に出していてしばらく自転車通勤だった。
Aさんはこの橋が好きじゃなかった。

2mくらいのフェンスがついて、いかにも自殺防止って感じの柵が怖い。
一度見たのだ。
自殺現場を。

子供の頃、青葉城からの帰り道。
車に乗っていた時だった。

警察や消防団が橋に集まっていた。
やじうまの数名がフェンスの柵の隙間から下を見下ろしていた。

だからAさんからは背を向けて立っていた。
だが、橋の向こう側から同じように見てる人がいる。




こっちを、Aさんを見ている。
目が見開いて崩れた顔……鼻が、口が曲がって頭から血が……。

するとふわっと自分に何か被さったような感覚になった。
息苦しい。

「うわ!」

Aさんは怖くなって声を上げた。

「どうした?」

隣に座っていたおばあちゃんがAさんを支えた。

「フェンスから、こっち見てるひとがいる…顔が崩れてて血が……」
「何だって?」
「僕、気分が悪い」
「連れていかれたらアレだで、親指ようく握っとくんだよ」
「お、親指、何で?」
「わりい霊は、気い許したらあの世さ引っ張ってく。ええか、ここ通る時はいつも親指内側にして、急いで通るんだよ」
「うん、わかった」

家に帰ったら、おばあちゃんはAさんに塩を振りかけ、背中をたたいた。

「これでええ。あの橋はな、もうおばあちゃんのお母さんくらいの頃に、釣り橋で作られたんだよ。昭和の初めにな。でもな、ちょうど景気の悪い頃で、たくさんその橋で飛び降り自殺したって聞かされてた。おばあちゃんも怖かった」
「え、自殺?」
「そう。後でコンクリートの橋になっても、手すりから落ちたり、自殺が絶えなくてな。見下ろしたら谷底だろ、惹き込まれるっていうか、霊に連れてかれるっていうか、とにかくたくさんの人が死んでんだ。気をつけねえと」
「……わかった。親指握る」
「なるべくな、歩いて通ったりすんじゃねえよ。夜は特に」

Aさんは昼間通ることがあっても親指を隠して歩いた。
おまじないのように。

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