ネットで見つけた心霊スポットの体験談を紹介していきます!

東北地方, 秋田県

院内銀山

秋田県の心霊スポット「院内銀山」にまつわる怖い話

秋田県の心霊スポット「院内銀山」にまつわる怖い話

これは最近、会社の年下友人から聞いた実話です。
彼女の地元は秋田県院内銀山で私は初めて聞く地名でしたが、他県からわざわざ自殺しにくる人が後を絶たないというかなり有名な自殺の名所でもあるそうです。

そこで数年前実際にあった話。
彼女の近所に住む、少しアルツハイマーを発症しており視力も悪いおばあさんが、ある日突然いなくなってしまい、近隣住民をあげての大がかりな捜索があったそうです。

手分けして色々なところを探し回るが繁華街、住宅地、どこを探してもいない。
勿論、繁華街だけではなく、人気のないところに居るかもしれないということで森まで探しに行った3人のおばさん達が、日も暮れそうな時刻におばあさんを発見したそうです。

そこは墓地。
慌ててその3人が駆け寄ると、そこにはもう一人誰かが居る。
近所では見ない顔の男性がおばあさんの体を支えるように、ぴったりと横に寄り添っている。

「おばあちゃん!?急に居なくなるから、みんな心配して探してたんだよ!?その隣にいる方は誰?」

「私はただ散歩に出かけただけだよ。そしたら、道に迷って困っていたところにこの人が親切にも道案内をしてくれてねぇ。」

「そうなんですか。それはそれは有難うございました。それでどちらへ行こうとされていたんですか?」

…会話の途中で、急にその男性はスゥ…と消えてしまった。




目の悪いおばあちゃんは彼が居なくなったことに気が付いていない。
おばさん達は震えながら聞く。

「おばあちゃん…。あの人消えちゃったよ…?あの人とはどこで会ったの?」

「だから、道に迷った時だよ。でも本当にいい人でね。『次は右の足ですよ。』『はい。次は左の足ですよ。』って歩く時も、優しくずっと話しかけてくれてね。あんないい人今時居るもんなんだねぇ。」

おばあさんと、その男性が行こうとしてたその道の先には普通は誰も人が行くような場所ではない、断崖絶壁の崖へと続く道だったそうです。

気味の悪いそんな場所から、一刻も早く立ち去ろうと一同が歩き出した時、3人のうちのおばちゃんの1人が

「みんなには一体何が見えていたの??!私には最初から、おばあちゃん1人しか見えなかったのに。他に誰かいたの?誰と話していたの?」

と言ったそうです。
その森に限らず、そこかしこに自ら命を絶った人が未だ存在し続け生きているを人を誘う。
そんなことが本当にあるんだ…と思いました。

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