角田浜ホワイトハウスで家族を惨殺した少女が最後に辿り着いた場所と噂される廃墟がある。
通称『ブラックハウス』と呼ばれる廃墟が、ホワイトハウスから数キロ圏内の小高い丘の上に建っている。
噂によれば、家族を惨殺してホワイトハウスを後にした少女は、突然、我に返るとこのブラックハウスに佇んでいた。
彼女の目の前にあったのは、天井からぶら下がる大きなフックだった。
家族を殺したことを悔いた少女は、このフックを使って自殺を図ったという。
つまり、ホワイトハウス伝説最後の場所というわけである。
少女にまつわる話の他にも、このフックを使って自殺した者が別にもいるという噂も多い。
ゆえにブラックハウスに現れるという幽霊は、少女だけというわけではなく、自殺者の霊という形で噂話の類型も多岐にわたるようである。
またブラックハウスは、『自殺電波塔』とも呼ばれており、廃墟近くに建っている無線中継の電波塔が自殺をしたくなる電波を発し、自殺志願者を廃墟に呼び込んでいるそうだ…
ちなみに噂通りその昔、ブラックハウスは、無線中継所と言われている…
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