本当に怖かった心霊スポット体験談 〜信じる信じないはあなた次第〜

ネットで見つけた心霊スポットの体験談を紹介していきます!

宮城県, 東北地方

乙女の祈り

宮城県の心霊スポット「乙女の祈り」にまつわる怖い話

宮城県の心霊スポット「乙女の祈り」にまつわる怖い話

Sさんは友人3人で、『乙女の祈り』の遺言マツを見るために、細い道を上がって行った。
人ひとりが通るほどの山道。

Sさんたちは2人と1人になって歩く。
暑い時期で草の匂いなのか異臭を感じる。

「大丈夫かなあ」
「遺書を解読すると、死ぬってよ」
「解読しなきゃいいじゃん、見るだけ見るだけ」
「……そうね、見るだけね」

「ずん!」

とSさんの肩に重みが乘った。
そしてひどいめまいがした。

何となく半分後ろを見ると、一人の足のはずが、隣にもう一人の足が見えた。
白い運動靴に靴下。

その上をたどると……とても見れない。
隣を歩く友人がふと話はじめた。

「ねえ、今答えたの誰?」
「え? 何か言った?」
「今、見るだけねって言ったでしょ」
「私言ってない」
「私も」
「私、Sが言ったかと思ったわ」

後ろの友人が答えた。
Sさんは振り返りたくなくて前を向いたまま止った。




肩が重い。
上るほど辛い。
まるで背中に誰かおぶってるようだ。

「どうしたの、S」
「…やっぱり上がるのやめよ。ちょっと嫌な気分がする」
「ここまで来たのに? あと少しじゃない」
「そうよ、行こうよ」
「いや、ほんとに。行くならここで待ってる。上がっちゃだめな気がする」

Sさんはしゃがみこんでしまった。

「じゃあ、行ったらすぐ戻るから。写真撮ってくるからね」
「夏バテかな、S頼りないなあ、もう」

しゃがんだ時に二人の足だけが見えた。
良かった、さっきのは見間違いだ。

目を閉じてそのままじゃがんでいた。
一人足音が聞こえ、目の前を通り過ぎた。

『上がっていく物好きが他にもいるんだな』

と思った。
しばらくすると友人二人が走って降りてきた。
やや興奮気味に、撮れたという遺書の写真を見せるが、Sさんは断った。

「そういえば、さっき誰か上がっていったよ。会わなかった?」
「いや。誰も来なかったよ。ねえ」

その道は一本道のはず。
だがこれ以上深追いしたくなかった。

撮ってきた木に刻まれた一文。
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コノ時ヲモッテ乙ノ限界ヲ知ッタ
大自然ニ生キルイギヲ失ウ
乙ハ死ヲ持ッテ
コレヲ征服セネバナラナイ
昭和四六 二 一男
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Sさんはその後、体調を崩して入院したが、どこも悪いところはなかった。
母の知り合いのお祓いに行き、肩に若い女学生の霊が憑いていると言われた。

もう10数年経った今は元気にやっている。
その後友人二人は別の学校に行ったが、後ろを歩いていて、この写真を撮った友人は、全くの音信不通だ。
亡くなったとも風の噂に聞いている。

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