これは今から6~7年くらいまえ、まだ10代後半のときに体験した話です。
当時、一番の遊び盛りで、色々な所に肝試しに行ったり、遊びまわっていました。
そんな時
「枕木のホテルにいってみるか!」
という話になり、いつものメンバー(女三人、男四人)で興味半分で枕木に向かうことになりました。
私はそれまでにも何度か行ったことはありますが、怖くて中に入ったことがありませんでした。
廃ホテルに着き、皆ビビリながらも中に入りました。
途中で二手に別れ、それぞれに部屋をまわっていました。
部屋の中はベットの痕跡などもあり、想像よりキレイだったので恐怖も薄れてきました。
一階が終わり、七人一緒に二階に上がりました。
たしか二つ部屋があったと思います。
「結局何もでんかったね~」
と言って
「帰ろうか」
と言う話を外から(道路から)見て向かって左側の部屋のベランダで話していました
そのとき私は何気なしに隣のベランダを見ました。
そこには白い服を着て(ベタですみません)ベランダの手摺りに頬杖をついて外を眺めている女の人が立っていました。
人間とは違う、なんとなくボヤけたような感じでした。
皆に
「見て!見て!女の人が…!!」
と言うと女友達は二人とも
「本当だ!」
と言いましたが、男友達は四人中一人しか見えないらしく、残りの三人は
「は?どこ?」
と言っていました。
不思議とその場では、あまり恐怖を感じず、そのままゆっくりと車に戻りました。
車に戻ったとたん、いきなり恐怖が襲ってきて、慌てて山をおりました。
コメントを残す