埼玉と群馬の県境に赤い橋と呼ばれている心霊スポットがあるそうで、その橋で起こった実話です。
おれの元カノ(A子)の友達が、A子を含めた友人5人くらいで、夜中に心霊スポットに行く事を計画しました。
A子は少し霊感があったので嫌な気もしましたが、付き合いなので仕方なく行ったそうです。
みんな若かったので、それぞれがバイクや自転車で、その『赤い橋』に集合しました。
時刻は夜中の1時過ぎ。
田舎なので車は全くといっていいほど通りません。
ビデオカメラであちこち撮影しているB、一人で煙草を吸いながら橋の手すりによりかかり、景色を見ているC、A子とD子は
「何も起きないね~」
「でも霊が出たら怖いでしょw」
とかしゃべっていました。
そして30分くらい経ち、
「このままいてもつまんないから帰ろうか。おれビデオチェックするから観たい奴うちに来いよ」
とBが言いました。
A子とD子が
「観たい!!」
と言ってBの家に行く事に。
Cだけはバイクで自分の家に帰りました。
Bは家に帰りつくと早速、さきほど撮影したビデオをテレビで再生しました。
初めは赤い橋と友人以外は何も映らなかったのですが、何分後かに、パッ!と画面の中にそれは現れました。
白装束を着た半透明な人が何十人も並んで橋を渡っていました。
A子はモニターから目が離せません。
BとD子は発狂寸前です。
そして、おかしな事に、その先頭を白装束を着て歩いているのが、さっきまで一緒にいたはずのCである事が分かりました。
A子は嫌な気配を感じ、すぐにCの携帯に電話。
しかし、『電源が入っていない為、かかりません』のメッセージ。
次にCの自宅に電話。
Cの母親が出て、こんな夜中に電話した事を怒られた後、
「まだ帰ってきていないよ」
との事。
その日は朝方までCを捜しましたが見つからず、結局警察に捜索願いを出すことに。
その日の夕方、Cは水死体となって発見されました。
帰る途中にバイクごと川に落ちてしまったようです。
A子はすぐにそのビデオテープを神社に持っていきました。
A子はその話を涙目で俺に話してきたので実話だと信じています。
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