私は霊感が並だけど、友人Mは霊感が強い女性。
二人ともオカルト好き。
この前、Mに、岡山にある心霊スポットに行こうと誘われて、私も最初は渋っていたが、興味はあったので行くことにした。
場所も事前に調べ、吟味した結果、倉敷市の鷲羽山スカイラインへ行くことになった。
二人とも、数珠やお塩は準備済みで、車内の四隅に置き、夕暮れ時に、二人を乗せた車は岡山市を発った。
まず、鷲羽山に向かう道中で、私は既に何かに頭を触られ、不快だった。
道中で既に、Mは頭痛がし始め、私もこめかみが痛くなっていた。
そして、約1時間半後の午後6時半頃、鷲羽山スカイラインに突入。
既に暗い山道は、それだけでゾクゾクする。
ただ、空が妙に紅く、空恐ろしい。
何故か車内の温度が冷え込み、運転席にいるMが寒いと言い始めた。
そして、あそこに人が立ってる、赤ん坊が浮いて歩いてる、くねくねした白い光や緑の光が飛んできてる等…互いに霊視結果の報告をし始める。
彼女は何回か急ブレーキを踏んで、青い顔で、私に
「人、轢いてないよね?」
と確認してくるが、その度に
『またかー』
と思いながら、やり過ごした。
そのとき、怖かったのは、視えるものより、視えるものに影響を受けると、運転が困難になる彼女の体質w
既に、左手は痺れて動かなくなってて、右手だけでハンドルを切ってたし。
そして、鷲羽山スカイラインでウンザリするほど視ていた私は、
「もう帰ろう」
と言い、帰りました。
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