本当に怖かった心霊スポット体験談 〜信じる信じないはあなた次第〜

ネットで見つけた心霊スポットの体験談を紹介していきます!

宮城県, 東北地方

八木山橋 その3

宮城県の心霊スポット「八木山橋」にまつわる怖い話

宮城県の心霊スポット「八木山橋」にまつわる怖い話

ある日の夜。
明かりも薄暗く、いかにも不気味な橋。
『八木山橋』、地元でも有名な心霊スポット。

早く通り過ぎなければ。
豪雨の中、自転車を走らせる。

今夜に限って車通りが無い。
橋の真ん中に差し掛かった時だった。突風が吹いて自転車がよろめいた。

フラフラっと柵にぶつかった。
柵にしがみついたとたん、つい柵の先を見てしまった。

男の顔だった。
崩れた血だらけの顔。

そいつは空に浮いていた。
じっと、少し笑ったように見える顔。

「うわあああ」

声は出ないが心で叫んだ。
それからは振り向かず自転車をこぐが、風が強くて前になかなか進まない。

急げ、急げと思うほど、前に行けない壁みたいなものを感じる。
ちらりと前を見ると、橋の道の先に靴と鞄が落ちていた。

『さっき誰か飛び降りたんだ!』

そう直感したとたん、背中にまた何かふわっと被った感じがあり、ハンドルで必死で親指を隠した。

『追いかけてくる、後ろに引っ張られる!』

という強い力が自分にかかり、自転車ごと倒れた。
振り向くと、多分誰か、さっきの男が立っている。

親指を握り、思いつくお経を唱えたその時、やってきた対向車のヘッドライトが自分を照らした。

「大丈夫か?」

先に帰った同僚だった。
雨がひどいので、Aさんを迎えにきたという。

「良かった、助かった」

Aさんは自転車を橋の脇に置いて、すぐ車に乗り込んだ。
同僚は喜んで乗せてくれた。




そして、今起きた怖い話を身振り手振りでやった。
そう、手を広げて、手振りで。

Aさんの話しぶりはちょっと大げさでもあった。
同僚が呆れたのかじっと黙って聞いていた、ようだった。

急にスピードが速くなり、Aさんは同僚に声を掛けた。

「おい、ちょとスピード出し過ぎじゃねえか?」

同僚は前を向いたまま答えた。

「俺、お前を迎えにきたって言ったろ」

車はカーブ道で宙を飛んで、落ちた。
車は大破。
運転席に木の大枝が突っ込み、同僚は胸を射抜かれて即死だった。

Aさんは奇跡的に助かった。
エアバックのおかげもあるが、発見された時、Aさんはしっかり親指を握っていた。

この同僚の鞄から遺書らしきものが見つかった。

『仕事のストレスから、誰かと心中したい』

と書いてあった。
あの霊が同僚に憑いたと、Aさんは今でも語る。

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