長野の街中で卒業以来会ってない同級生に偶然会ったんです。
で、話の流れで後日に富士急ハイランドへ行く事に。
当日、8時に待ち合わせだったのに、10分待っても20分待っても来ないんですよ。
30分待ってようやく彼女が来ましたが、なぜか顔色が悪い。
青い顔している。
何でも朝
「金縛りに合って動けなかった」
とか言いまして。
須坂インターから高速に乗って2つ目の大室第二トンネルに差し掛かったとき
「ここのトンネルってね、出るんだって?」
とか彼女が言い出しました。
初耳でした。
確かにトンネル右側には沢山のお墓が立ってて、余り気持ちの良くない感じ、相変わらず彼女は青い顔している。
現地に着いても
「気分が悪い」
と殆ど乗り物には乗らず、昼食も取れない状態なので、早々に帰る事になりました。
高速に乗る前に薬局で薬を買い、彼女に飲んで貰ったらグッスリと就寝しました。
すでに夕暮れで暗くなり始め、そのまま私は高速に乗り運転し、朝彼女が『出る』と言った大室第二トンネル付近に差し掛かった所で、なぜか彼女がムックリ起床!
そして車の前方(走ってる方)を凝視…
凝視…
みるみる青くなる顔、汗。
私が
「(恐る恐る)ど、ど、どうしたの?」
と聞くと…
「…ねぇ、見えない?目の前に血の付いたシャツ来た男が居るの」
私も運転している前方を見る。
何も見えない。
何も無い、ってか道しか見えない。
その旨を伝えても彼女は
「え、居るって、ほら、目の前、こっち見てる、男が、こっち、ほら!」
「(さすがに恐怖な私)怖いから止めてよ、見えないってば!」
「あ、今消えた」
「…そ、そう」
大室第二トンネルが出るかどうか知りません。
あの2人だけの暗い車内で奇妙な事言う彼女が非常に怖かったのは覚えています。
単なる彼女の寝ぼけか見間違いだと思いたいのですが…
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