今から数年前の話。
会社の帰りが0時を過ぎてしまい、会社の車で帰宅しようとした時の話しです。
時間は1時~2時くらいの頃だったと思うのですが、国道17号線を板橋本町方面に向けて走行。
私の地元が北区なのでもうすぐ着く頃でした。
ちょうど巣鴨駅あたりに差し掛かって時なんですが、ふと横を見て脇見をしてしまって、すぐに目を前方に向けたら突如、白い顔をした老婆が中央分離帯のすぐ横に佇んでいたんです。
とっさにハンドルを左にきりました。
隣の車は幸い走っていなかったのでぶつかりはしませんでしたが、本当に一瞬のことだったんですが、洒落にならない状況でした。
白い顔というのは、ライトに照らされていたから白く見えたのかもしれません。
でも、精気のないあの顔は今でも印象に残っています。服も白かったと思う。
国道17号線は、両車線とも片側3車線の大きな通りです。
遅い時間ではあったんですが、市場も近いこともあり、それでも車は多い道なんです。
横断歩道も少し先にあるので普通なら、そちらを渡ると思うんです。
老婆が中央分離帯を渡って車線を横断しようとするのは、あまりにも不自然だと感じています。
目撃した場所は、位置的には、通りの側に商店が並んでいるのですが、魚屋の前あたりだったと思います。
この時に感じたのは、何も墓地でも廃墟でなくても出るときは幽霊というのはどこにでも出てくるものなんだ…ということでした。
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