もう、20年前になるか…。
美唄の我路(がろ)付近で小学生の集団のおばけを見た。
場所は国際スキー場の駐車場。
俺と彼女の2人でキャンプを兼ねた車中泊での夜11時頃、子供の騒がしい声で目が覚めた。
見るとロッジから小学生の団体(男女とも10人ぐらい)が集団で歩いて出てきた。
この時彼女も見ている。
ロッジの窓には電気が点いており明るかった。
また寝て5分ぐらいしたら、今度はパトロール中の警察に職務質問される。
俺達は酒を飲んでいたので酒酔い運転を怪しんでいるようだった。
「ここで飲んでいた。」
と説明するも不信顔。
証人になってもらうため
「さっきの小学生達がその辺にまだ居るはず」
と説明するが恐ろしい答えが返ってきた。
「この辺は半径10kmに人は住んでいない。それに我々は今この道を通ってきたところだ。」
当然小学生の集団など会わなかったと言う。
「そんなはずは無い、ロッジから出てきたのを見ているしまだ電気がついてるだろう。」
と振り返るとさっきまで明るかった窓が真っ暗。
結局その夜は警察署で一夜を明かすことになった。
(サツに運転してもらった。)
翌日、昼間にスキー場へ確かめに行った。
するとロッジの窓には全て板が打ち付けてあり、灯りが正常な窓の形に見えるはずは無かった。
大体、夏に営業しているはずが無い。
俺達は今でも小学生達の服装まで覚えている。
今でも何だったのか判らない。
コメントを残す